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思った事と夢日記を適当に.つぶやき倉庫.
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夢を見ました.猟奇殺人者に追いかけられる夢を.

ーーーーーーーーーーーー

私はどこかの中産階級のお家のお嬢さんだった.両親(リアルの両親ではない)が弁護士(だか税理士だか)の事務所(兼住居)を訪れるのについて行った.弁護士の顔はジョジョに出てくる吉良(川尻パパ)でした.

両親と弁護士が話をしている間,暇だった私は周囲を散策した.そして床の穴に落ちて気を失った.目が覚めると既に夜になっていて,お爺さんが看病してくれていた.話を聞くとここは地下階で,そのお爺さんは弁護士の父親らしく,ここで暮らしているとの事.両親が心配しているだろうと急いで地上階へあがろうとすると,お爺さんが不思議な助言と絵本をくれた.

「君のご両親はもう帰った.上の階に他のお客がいれば,息子に事情を話せば君の家まで送ってもらえるだろう.でもお客もいないなら,君は息子に見つかってはいけない.忍び足でこっそり扉か窓から出て行きなさい.」
「もし見つかってしまったらどうしたらいいの?」
「見つかったらこの絵本を息子に読み聞かせなさい.息子はその本が大好きだ.君が読むといえば大人しくなる.そしてそのうちに眠ってしまうだろうからその隙に君は逃げればいい」
「それはどんなご本なの?」
「ごらん.私から見ても素敵な絵本だ.君もきっと好きになる」

私はその薄いページを開いた.一瞬で虜になるような,なるほど確かにすばらしい魔法の絵本だった.紙の中で絵が動くのだ.
全体的に青い色彩の中,アカツメクサの野原で一人の女性が鳥に姿を変えて飛び立って行った.


本を閉じ,上階へ階段を昇るとベットに横たわる弁護士が見えた.本を使わずにすみそうだ.こんな素敵な本を家に持ち帰っていいか分らないが,まぁ後で郵送で返せばいいだろう.
見つかる前に出て行こうと玄関を開けた.ゆっくりと,古い重厚な扉を.
半ばまで開けたとき蝶番が軋む音がした.
ベットを振り返ると,顔を上げた弁護士と目が合った.ニヤリと微笑んだ彼が飛びかかってきた.
どうやら彼は人間ではないらしい.だって笑った顔が崩れていた.目が飛び出して牙が見えた.お爺さんの息子は狼型の型の妖怪か悪魔に乗っ取られたのだ.きっと最近頻発している猟奇殺人もこの弁護士の仕業に違いない.お爺さんは息子の犯罪に気づいていたのだ.

反射的に閉じた扉は勢い良く彼の鼻面にあたったらしい.今がチャンスだ.逃げなければ.捕まったら命が危ない.私は公道へ走り出た.信号待ちしていたバイクの後部座席に無理矢理乗り込み,運転している金髪の兄さんに「逃げて!追われてるの!たすけて!早く出して!!」と喚き立てた.少女の容姿が役立ったのか,金髪兄さんはバイクで逃げてくれた.弁護士は道へ追いかけてきたが所詮は生身の足だ.バイクにはかなわない.でもいくら距離を開けても,信号待ちで追いつかれてしまう.嗅覚で私を追っているのだ.信号のある市街ではいつか追いつかれてしまうだろう.金髪兄さんに頼んでバイクを山へ向けてもらった.

バイクが山の坂道を上り始めて少ししたとき,金髪兄さんがバイクを止めた.後は私独りで逃げろとでも言うのだろうか.どういえばもっと協力してくれるだろう.瞬時にそんなことを考えていると金髪兄さんが振り返りながら言った.「なんかさー 君美味しそうだよね」
見上げた兄さんの顔は崩れていた.目玉は溢れ出そうだし口は異様に大きい.

...貴様も妖怪か!
コイツに食べられるなら,まだ弁護士に捕まった方が生存の可能性は高いじゃないか.弁護士は私を追ってはいるけど殺すつもりとは限らないのだから.

金髪兄さん:「えへへー.君の事食べたいんだよねー☆」
私:「ですよねー☆ あははー☆」(ぶしゅっ)

兄さんの見開かれて狙いやすくなった両目に指を突き立てて反撃し,私は逃げた.そりゃもう必至で.だって金髪兄さんは痛みと視覚の欠如でしばらくは再帰不能だろうけれど,弁護士は確実に追ってきているのだ.神社かどこか,神聖な場所に逃げ込まなくては捕まってしまう.

山中を少し彷徨うと立派な神社が見つかった.妙に近代的で,神社というよりも新興宗教の本部のような様だったが,入り口の鳥居には神社と看板が掛かっていたのだから神域に違いない.っていうか,もうここに逃げ込むしか道はない.ほら,弁護士が姿が今木陰にちらりと見えた.追いつかれたのだ.

私は神社の敷地に走り込み建物の裏に隠れた.側は切り立った崖だ.運がよければ落ちても死なないかもしれないという程度には高さがある.要するに,逃げ道が無い.神様,どうか弁護士がこの神社に入れませんように.

 

「お嬢ちゃーん.愛してるから,本をかえしなさーい」鳥居から弁護士の声がした.
...え? 絵本を追ってきただけ? そうなの? なら「愛してる」は何? 意味が分からない.
しかも弁護士はあっさり鳥居をくぐってしまった.神社に逃げ込んだ意味は無かったらしい.
建物裏に隠れた意味も無かった.彼は一直線に私に向かってくる.「◯○ちゃん,愛してるよー」なんてトチ狂った台詞を吐きながら.

 

彼が絵本を追いかけてきただけなら,絵本を返せば私は安泰?もう追いかけられない?
でも絵本は手元に無い.いつの間にか失ってしまった.きっと金髪兄さんの目を潰した時に落としたのだ.つまり,絵本を盾にして逃げる事もできないし,絵本を渡せば私の身は見逃してもらえるんじゃないかという可能性に賭ける事もできない.

でも幸いな事に,弁護士は「愛してるよー」とか宣っている.これなら「それ以上近寄ったら崖から飛び降りるわよ!」作戦が使えるんじゃないだろうか.

飛び降りる宣言で怯まないなら,彼の目的は絵本だけだ.「愛してる」の台詞は何かの間違いだ.絵本の場所を教えて崖から飛び降りよう.運良く死ななければ彼と距離をとれる.距離さえとれれば絵本を差し置いて私を追いかけてくる事は無いだろう.彼は絵本を探しにいく.
打ち所が悪くて死んでしまっても,絵本恋しさに苛ついている彼にくびり殺されるよりはましだ.

飛び降りる宣言で怯むなら,彼はきっと生きた私に執着してる.だから捕まっても殺されない可能性が高い.素直に捕まって絵本の場所を話そう.うまくいけば弁護士が金髪兄さんを殺してくれる.私は生き残れるうえに,金髪兄さんが目を潰された復習に来るかもしれないという心配の種が排除されて一石二鳥だ.

 

ーーーーーーーーーーーー

「来ないで! それ以上近づいたら崖から飛び降りるんだから!」と,近づいてきた弁護士に叫んだところで目が覚めた.

(そういえば,信号待ちしてる時点でカーチェイスじゃないじゃん.)

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無題
早く続きを!
#相変わらず面白い夢を見るね.
a 2009/08/25(Tue)07:04:16 編集
無題
すみません.暫くお待ちを.
sya 2009/08/28(Fri)01:00:44 編集
無題
続き書いときましたー.
長いですw(汗
sya 2009/08/30(Sun)02:05:19 編集
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