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思った事と夢日記を適当に.つぶやき倉庫.
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夢を見ました.

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世間には鬼がはびこった.
私は仲間数人と共に鬼に捕まり,岩穴の牢に入れられた.
きっとこのままでは明日にも命はない.

岩穴の奥は水が流れていた.
暗い穴の中へ川が流れ込んでいく.
地下水脈へ合流する水だ.
流れに身を滑らせれば鬼から逃れられるだろう.
だが生きて地上に出られるだろうか.
ただ冷たい水の中で体を凍らせ,息を詰まらせてしまうのではないだろうか.
鋭い岩の刃に裂かれ,ふやけた肉片をあちこちに絡ませることになるのではないだろうか.

赤い髪をした仲間が言った.
「我々に選択肢はない」
「この辺りは洞窟が多い.この水流も洞窟につながっているだろう」
「洞窟なら空気はある.運が良ければ洞窟をつたって地上に出られる」

1人ずつ流れに入った.
水中の岩壁を一列につたって行く.
足のつかない水深と水流に体が浮いた.苦しい.

浅瀬で目が覚めた.
洞窟の中だが仄明るい.
水のかぶらない地面に四角く穴が開いている.
人工的な四角だ.これではまるで何かの出入り口じゃないか.
穴の中を下りて行くと非常灯に照らされた防火扉があった.
扉の向こう側にはリノリウムの広い階段が上下に伸びていた.
何の装飾も標識もないが,階段を下った踊り場に窓があった.
見下ろすと明るい巨大な空間があった.
底は板張りでまるで体育館だ.そして黒ずくめの楽団がいる.

鬼に追われた人間が隠れ住んでいるのだろうか.
我々はなんとも運がいい.
彼らには楽器を演奏するだけの余裕と文化水準があるのだ.
保護を求めても,無下にはされないだろう.
 

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社会に出たての若造
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ブログの名前は一夜茸というキノコです.
2~3日で溶けて消えてしまう白キノコで,食べれますがアルコールとの相性が抜群に悪いです.
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