[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
夢を見た.
時代は明治ごろ.舞台は警察やら自治体の無い無法地帯だと思われる.
ある日私は,家の前に乳児が捨てられているのを発見した.
乳児の様子はとても変だった.泣きもせず,とても小さく,手足が無かった.
でも生きている.一晩放置すれば息絶えそうな小ささだが,とりあえず今は元気なようだった.
放置するわけにもいかないので,私はその奇妙な乳児を養育することにした.
貧しい人が沢山住んでいる地域なので,乳母を募集すれば応募は多いし,安く雇える.
多くの候補のうちから1人を雇い入れ,乳児を託して部屋を与えた.
翌日乳母が言い出した.
手足のない姿はともかく,泣かず,乳を欲しがらず,おしめも汚れぬ赤子なぞは見た事がありませぬ.気味が悪い.お暇を下さりませ. と.
もう一晩だけ,と宥め賺して乳児の世話を続けさせた.
一晩明けた朝,乳母の部屋の壁は血で染まり,その中で乳児が元気に泣いていた.
何回新しく乳母を雇い入れても同様で,壁はますます赤くなり,乳児は小さいまま,泣かず,乳も飲まないのに衰弱もせず生き続けた.
困りきって乳児の今後の扱いを考えていたある日,不審な男の2人組みがこちらを窺っているのに気づいた.
逃げ出した彼らを捕まえて話を聞き出せば,乳児を我が家の前に置いたのはこの2人で,乳児は呪術の産物らしい.
「我らの主は,立身出世の願いと引き換えに,生まれたばかりの息子を差し出されました.子は死にませんでしたが,手足が無くなり,泣かなくなりました.そして乳の代わりに女を食い殺しはじめました.最初の犠牲者は奥方様で,その後世話にあたった下女が何人も消えました.主はこの危険な子供を殺そうとしたものの,元はご自分の子供なので手を下せず,我らに捨ててくるように命じられました」
12 | 2025/01 | 02 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
シャフィトリアって読んで下さい.通称syaです.
思いついたことや見た夢などを適当に書き連ねます.
よろしくです.
ブログの名前は一夜茸というキノコです.
2~3日で溶けて消えてしまう白キノコで,食べれますがアルコールとの相性が抜群に悪いです.
公園とかで身近に生えてます.
coprinus atramentarius :ヒトヨタケ
psathyrellaceae :ヒトヨタケ科